【自作漫才】挨拶
A「どうも〜Aです。そしてこっちがビジネスパートナーのBで、」
B「ちょっと待ってもらっていい?」
A「なんだよ。」
B「いや、ビジネスパートナーっていい方直さない?」
A「あ〜、それもそうだな。すまん、言い直すわ。ビジネスパートナーの(流暢に)」
B「違う違うそうじゃなくて。発音の問題じゃないんよ。」
A「え?近年の日本における中高生の学力低下を危惧して、たとえ漫才中でも英語の発音に気を使うように努めて行こうって話じゃないの?」
B「いや、ごめん。そこまで壮大な話じゃないわ。」
A「ああ(テンション高めに)、それじゃあ企業間の話ではないからビジネスパートナーという表現が適切ではないのでは?ってことか。でも厳密にはビジネスパートナーって言葉には明確な定義がなくて、」
B「いやいやいや、それでもない。」
A「は?」
A「じゃあなんなんだよしょーもない理由で話止めたんだったらぶち殺すぞクソ野郎!!」(キレ口調)
B「おぉ…何かが取り憑いたんじゃないかってくらい豹変するじゃん。」
B「いやね、ビジネスパートナーってなんとなく聞こえ悪いから相方って紹介して欲しいなって思って…」
A「あーなるほど。そういうことならそういえよ。」(とびっきりの笑顔でBの肩を叩く)
B「情緒の振れ幅すごいな!」
A「どうも〜Aです。そしてこっちが相方(流暢に)のBで、」
B「ちょっと待って」
A「今度はなに?」
B「相方は普通でいいよ」
A「いやいやいやいや(笑いながら)、相方は普通な奴よりも面白い奴の方がいいだろ。」
B「いやいや、あのね。会話の流れをくもうよ。そしたら今の発言が適切じゃないってこと気づくから。」
A「お笑いの話じゃなくて容姿が普通でいいってこと?」
B「では無くて」
A「お笑いでも容姿でもなくて性格的なこと?」
B「でも無い。」
A「???」
B「なんで分かんないんだよ。こいつバカだよ。ただのバカ。」
A「は?誰がバカだって!?」
B「お前だよ!」
A「えっ…俺のことかよ…」
B「気がついてなかったの?やっぱりバカだよ。」
A「うっせぇ!バカって言った方がバカなんだよって言ったら俺もお前に対してバカって言ったことになるから俺もバカになっちまうのか参ったなぁ」
B「自己完結しちゃった!」
A「いや、待てよ。既にバカな俺がバカって言った方がバカなんだよって言うことでさらにバカになるのか。バカがバカになるとどうなるんだ?この場合足し算なのか?それとも掛け算なのか?そもそも元々のバカと追加されたバカは同じベクトルと考えていいのか?もし仮に違うベクトルのバカなんだとしたら足し算だろうが掛け算だろうがベクトルのなす角が分からなければ計…」
B「ん?あれ?これまだ続くの!いや、ちょっと、ちょっと、ちょっと!!」(前のセリフにかぶせながらラストのちょっとは声を張る)
A「なんだよ!!」
B「一回冷静になろう、な?」
A「ハァハァ、それもそうだな。」
A「ハァハァ」(だんだん小さくしていく)
B「もう大丈夫?」
A「おう、ありがと。とりあえずもう一回挨拶からやり直そう。」
B「いや、もういいよ。」
あとがき
久々に書いてみました。眠れなかったんで笑
なんとなく相方をビジネスパートナーって言ったら面白いかなと思って書いてみました。
実際に口に出したり誰かとやったりはしてないから間とかちょっとした言い回しが想像だけだと難しい笑
それでは今回はこの辺で。